【Yahoo!広告】API v12 システムリリースについて

更新履歴

2023年9月14日 APIv12のリリース完了に伴い記事を更新しました。

初回お知らせ時よりリリース内容が変更になっています。詳細は以下のリリースノートをご確認ください。
Yahoo!広告 検索広告 API v12リリースノート
Yahoo!広告 ディスプレイ広告 API v12リリースノート

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Yahoo!広告 APIの新バージョンをリリースします。詳細を下記のとおりお知らせいたしますので、ご確認ください。

対象サービス

Yahoo!広告 検索広告 API
Yahoo!広告 ディスプレイ広告 API

リリースのバージョン

v12

実施日

2023年9月13日(水)

Yahoo!広告 API共通の変更点

MCCアカウント複数階層構造の対応に伴い、検索広告APIおよびディスプレイ広告 APIの全てのサービスのリクエストを変更します。また、検索広告APIおよびディスプレイ広告 API両方でサービスの新設やインターフェースの変更を実施します。
※機能の詳細は以下のお知らせを参照してください。
MCCアカウント 複数階層構造での設定に対応

  • リクエストの変更
    原則全てのサービスのリクエストヘッダーにx-z-base-account-idの指定が必須となります。x-z-base-account-idは新設するBaseAccountServiceで取得が可能です。
    ※以下のサービスではx-z-base-account-idの指定は不要です。
    ・DictionaryService
    ・BaseAccountService(新設)
    ・PlacementUrlIdeaService(ディスプレイ広告のみ)
    ・ContentsKeywordIdeaService(ディスプレイ広告のみ)
    ・SearchKeywordIdeaService(ディスプレイ広告のみ)
  • サービスの新設
    検索広告APIおよびディスプレイ広告 APIにおいて、以下のサービスを新設します。
    <新設するサービス>
    BaseAccountService

  • 一部サービスにおけるインターフェースの変更
    検索広告APIおよびディスプレイ広告 APIの対象サービスにおいて、以下の通り変更します。
対象サービス変更内容
AccountService
  • リクエスト
    - authType、includeManagerAccountを削除
    ‐ includeMccAccountを新規追加
  • レスポンス
    - authType、isManagerAccountを削除
    - isMccAccountを新規追加
AccountLinkService
  • リクエスト/レスポンス共通
    - managerAccountIdをmccAccountIdに名称変更
    - audienceListSharingEnabledを削除
AccountManagementService
  • リクエスト/レスポンス共通
    - authTypeを削除

  • 注意事項
    ‐ アカウントに付与されている権限はBaseAccountService(新設)で確認できます。
    ‐ AccountManagementService(add)では、 ルートMCC直下にのみアカウントの作成が可能です。また、リクエストヘッダーの x-z-base-account-idにはルートMCC アカウントのIDを指定する必要があります。

検索広告 APIの変更点

■自動入札のスポット調整機能に対応
自動入札のコンバージョン率を短期間で調整できる「自動入札のスポット調整」機能に対応します。機能の詳細については、以下のお知らせを参照してください。
自動入札のスポット調整の提供について

  • 対象サービス
    BiddingSeasonalityAdjustmentService

  • 変更内容
    BiddingSeasonalityAdjustmentServiceを新設します。

■広告の有効性に対応
レスポンシブ検索広告の設定内容について、効果的なパフォーマンスが期待できるかどうかを確認できる指標「広告の有効性」に対応します。機能の詳細については、以下のお知らせを参照してください。
広告の有効性の提供について

  • 対象サービス
    ReportDefinitionService

  • 変更内容
    広告レポートのレポートフィールドに「 Ad Strength(広告の有効性)」を追加します。

ディスプレイ広告 APIの変更点

■レスポンシブディスプレイ広告のタイトル別・説明文別レポートに対応
レスポンシブディスプレイ広告のタイトル、説明文単位のレポート出力に対応します。
※広告管理ツールでは先行して提供している機能です。詳しくは以下のお知らせを参照してください。
レスポンシブディスプレイ広告におけるタイトル別・説明文別レポート提供開始のお知らせ

  • 対象サービス
    ReportDefinitionService

  • 変更内容
    広告レポートでレスポンシブディスプレイ広告のタイトル、説明文単位の実績値の出力が可能になります。

■コンバージョンのインポート機能に対応
ウェブサイト外で発生したコンバージョンのインポート機能に対応します。
※広告管理ツールでは先行して提供している機能です。詳しくは以下のお知らせを参照してください。
コンバージョンのインポート機能の提供について

  • 対象サービス
    OfflineConversionService(get,upload,downloadErrorFile)
    ConversionTrackerService

  • 変更内容
    - OfflineConversionServiceを新設します。
    - ConversionTrackerServiceのconversionTrackerTypeに「IMPORT」を追加します。

■最適化提案に関する変更
最適化提案の提案種別を追加します。また、既存の「入稿を推奨する画像サイズがある広告グループ」で提案する画像サイズを追加します。

  • 対象サービス
    RecommendationService

  • 変更内容
    - RecommendationServiceTypeに以下を追加します。

    ENHANCED_CPC 拡張クリック単価の利用を推奨するキャンペーンです
    CREATE_CAMPAIGN キャンペーンを作成しましょう
    CREATE_AD_GROUP 広告グループを作成しましょう
    CREATE_AD 広告を作成しましょう
    CREATE_RESPONSIVE_DISPLAY_ADS レスポンシブディスプレイ広告の利用を推奨する広告グループです
    TURN_YOUR_ACCOUNT_ON アカウントの配信設定をオンにしましょう
    TURN_YOUR_AD_ON 広告の配信設定をオンにしましょう
    INSUFFICIENT_ACCOUNT_BALANCE 広告費用が未入金か、またはアカウント残高が少ない状態です


    - 「ADGROUPS_FOR_ADDING_ADS」(入稿を推奨する画像サイズがある広告グループ)のmediaAdFormatにアスペクト比「6:5」を追加します。

■オーディエンスリストの一部提供終了に伴う変更
リスト種別が「カスタム」および「条件」のオーディエンスリストの提供終了に伴い、以下のとおり変更します。

  • 対象サービス
    AudienceListService

  • 変更内容
    - ruleAudienceListおよびcustomAudienceListを削除します。
    - audienceListTypeから「RULE」と「CUSTOM_AUDIENCE」を削除します。

■AccountServiceにエラーコードを追加
予約型キャンペーンを作成しているアカウントにおいて、特定の操作をした場合にエラーを返却します。

  • 対象サービス
    AccountService(set)

  • 変更内容
    以下のエラーコードを追加します。

    コードメッセージ説明
    210005 Cannot update due to the dependency with the delivery settings of guaranteed campaign. 予約型キャンペーンの配信設定との依存関係があるため、更新できません。


    以下のどちらかに当てはまる場合に上記のエラーが返却されます。
    - 配信期間前または配信中の予約型キャンペーンがある状態でアカウントの配信設定をオフにする
    ‐ アカウント終了日を予約型キャンペーンの配信期間より前または配信期間中の日付に更新する

■レポートの機能改善
削除済みのエンティティをレポートに出力するか選択可能になります。

  • 対象サービス
    ReportDefinitionService

  • 変更内容
    addのリクエストにreportIncludeDeletedを追加します。falseを指定すると、削除済みのエンティティをレポートの出力対象から除外します。trueの場合は今まで通り削除済みエンティティを含めて出力します。

補足

  • 各機能に関する詳細は、リリース時に公開されるリリースノート、およびリファレンスをご確認ください。

  • リリースに合わせて、APIv12の概要などをお伝えするオンラインセミナーを開催する予定です。詳細は別途お知らせします。

旧バージョンの終了について

Yahoo!広告 APIv10の提供を以下の日程で終了します。
 サポート終了日:2023年10月23日(月)
 システム終了日:2024年2月14日(水)

また、Yahoo!広告 APIv9の提供を以下の日程で終了します。
 システム終了日:2023年10月23日(月)
 ※サポートは終了済みです。