Yahoo!広告 API | Developer Center
English2023/08/30
Yahoo!広告 MCCアカウント 複数階層構造での設定に対応
更新履歴
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2023年8月30日:本件の実施を完了しました。
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2023年8月21日:Yahoo!広告 スクリプト利用時に、メール送信可能範囲が制限を受けるランタイムのバージョンを「V202306」に修正しました。
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2023年8月18日:以下の情報を追加・更新しました。
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実施日当日の影響
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「参照のみ」→「ライブラリー共有のみ」への変更によるアカウント参照範囲の変更
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Yahoo!広告 スクリプト利用時のメール送信可能範囲を制限
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アカウント移管を実施した場合の影響
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Yahoo!広告APIをご利用中の場合の注意事項を追加
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2023年7月27日:以下の情報を更新しました。
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本件の実施日
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MCCアカウントが設定可能な階層の上限数
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過去に配信されたお知らせメール内のURLについて
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実施日当日のページが表示されない時間帯について
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Yahoo!広告APIをご利用中の場合の注意事項
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2023年6月8日:本記事の掲載を開始しました。
対象サービス
Yahoo!広告 検索広告
Yahoo!広告 ディスプレイ広告
対象ツール
広告管理ツール
キャンペーンエディター
実施日
2023年8月29日(火)
概要
Yahoo!広告においてMCCアカウントを複数の階層構造で設定できるように機能改善を実施しました。
MCCアカウントはルートMCCも含めて最大で5階層まで設定可能です。ルートMCCについては「ルートMCCの公開」項目を参照してください(2023年7月27日追記)。
(変更前)MCCアカウントの配下には広告アカウントのみ作成可能
(変更後)MCCアカウント配下には広告アカウント、MCCアカウントのいずれも作成可能
また、上記機能改善に伴い以下も実施します。詳細は各項目の説明をご確認ください。
広告管理ツールログイン時のアカウント選択必須化
ルートMCCの公開
他企業の広告アカウントとのアカウントリンク時に適用される権限、および操作範囲の変更
その他の変更
本機能改善により、自社アカウントや他企業のアカウントにおいて適用される権限の仕組みがシンプルになるため、権限管理のさらなる効率化や利便性向上が期待できます。
広告管理ツールログイン時のアカウント選択必須化
広告管理ツールのログイン時にアカウントの選択が必須になりました。
アカウントは、ログインユーザーが権限を持つ全てのMCCアカウント、広告アカウントの一覧から選択します。
アカウントを選択すると、選択したアカウントとその配下のアカウントが操作可能となります。
また、選択したアカウントに対して付与されている権限と同じ権限が、その配下にある全てのアカウントにも適用されます。
なお、選択したアカウントは、広告管理ツール画面上でいつでも変更可能です。
アカウントの選択と適用される権限については、ヘルプ「アカウントの選択と適用される権限について」を参照してください。
ルートMCCの公開
ルートMCCとは、企業配下にある全てのMCC、および広告アカウントの最上位に位置するMCCアカウントです。
1企業に対して1つ作成され、企業の「ツール管理者」に対してのみルートMCCの「管理権限」が付与されます。
アカウント選択画面にてルートMCCを選択することにより、企業配下にある全てのアカウントを「管理権限」で操作可能です。
ルートMCCの詳細はヘルプ「MCCアカウントとは」を参照してください。
他企業の広告アカウントとのアカウントリンク時に適用される権限、および操作範囲の変更
他企業とのアカウントリンク時に、MCCアカウントに対して許可する操作範囲の設定項目の名称や値を以下のとおり変更しました。
変更前 | 変更後 | |
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項目名 | 許可する操作 | アカウントリンク目的 |
設定値 | 全て | アカウント管理 |
設定値 | 参照のみ | ライブラリー共有のみ |
設定済みの「許可する操作」の値は、「アカウントリンク目的」の値へシステム側で自動移行を実施しました。
ただし、設定内容によって他企業の広告アカウントに適用される権限や操作範囲が変更になるため、事前に設定の見直しが必要となる場合があります。
変更前と変更後で適用される権限や操作範囲の違いや、設定の見直しが必要なケースなどについては資料「MCCアカウントの複数階層設定について」をご確認ください。
また、アカウントリンク目的の詳細は、ヘルプ「MCCアカウントと広告アカウントの関連付け(アカウントリンク)について」を参照してください。
■同一企業内で既存アカウントとアカウントリンクを行う場合
従来の「アカウントリンクの申請→承諾」のフローは廃止いたします。
同一企業内で既存のアカウントとアカウントリンクを行う場合は、新規で追加される「アカウントリンク先の変更」機能をご利用ください。本機能は従来フローの「申請」「承諾」の複数のステップが不要なため、よりシンプルな操作で設定できます。
同一企業内でのアカウントリンクについては、ヘルプ「同一企業内でアカウントリンク先を変更する」を参照してください。
■(2023年8月18日追記)「参照のみ」→「ライブラリー共有のみ」への変更によるアカウント参照範囲の変更について
「参照のみ」→「ライブラリー共有のみ」への変更を、実施日当日の18時頃より順次実施しました。
これに伴い、「参照のみ」でアカウントリンクしていたリンク先のアカウントは、リンク元から参照できません(「ライブラリー共有のみ」に変更されることで、リンク先のアカウントが参照できなくなるため)。
その他の変更
■アカウントを選択した状態での広告管理ツールのURLが変更になりました。
特定のアカウントを選択した状態の広告管理ツールのURLをブックマークしている場合、実施日以降URLが変更になりますのでブックマークを変更してください。
■アカウント一覧画面の提供を終了しました。
「広告管理ツールログイン時のアカウント選択必須化」の仕様変更の影響により、広告管理ツールの「アカウント一覧」画面の提供を終了いたします。
今後アカウントごとの運用実績を確認する際は、広告管理ツールにログインし、アカウント選択後の画面を参照してください。当該画面ではログイン時に選択したアカウント、およびその配下のアカウントの実績値が表示されます。
表示されていないアカウントを表示するには、表示したいアカウント、もしくは表示したいアカウントの上位のMCCアカウントを選択し直してください。提供終了するアカウント一覧画面のような一覧を表示するには、アカウント構成の見直しが必要な場合があります。詳細は資料「MCCアカウントの複数階層設定について」をご確認ください。
■他企業のユーザーに「管理権限」が付与可能になりました。
ただし、「管理権限」を付与されたユーザーであっても、他企業のユーザーは資金管理関連の操作(入金手続き、口座情報の登録・参照など)はできません。
■(2023年8月18日追記)Yahoo!広告 スクリプトでメール送信機能を利用した際の送信可能範囲が制限されるようになりました。
Yahoo!広告 スクリプトで「V202306」以前のランタイムをご利用中の場合、MCCアカウントの複数階層化設定後のメール送信機能における送信可能範囲は、以下に制限されるようになりました。
・ツール管理者のYahoo! JAPANビジネスID
・スクリプトが関連付けられているMCCアカウント、および広告アカウントに直接招待されているYahoo! JAPANビジネスID
・スクリプトが関連付けられている広告アカウントとアカウントリンクしているMCCアカウントに、直接招待されているYahoo! JAPANビジネスID
1つの広告アカウントに、同一企業の複数のMCCアカウントとの関連付け設定の利用を終了
2023年7月以降、1つの広告アカウントに同一企業の複数のMCCアカウントを関連付けた設定は全て利用不可となりました。
なお、新規での設定は2023年2月に終了しています。詳細は以下のお知らせをご確認ください。
MCCアカウントの関連付けにおける仕様変更について
※広告アカウントに関連付け可能なMCCアカウントは同一企業内で1つまでです。同一企業のMCCアカウントでなければ、1つの広告アカウントに対して5つまでMCCアカウントの関連付けが引き続き可能です。
Yahoo!広告 APIについて
Yahoo!広告 APIでは、次期バージョンにてMCCアカウントの複数階層設定に対応する予定です(v11以前のバージョンでは対応いたしません)。
Yahoo!広告 API でMCCアカウントの複数階層設定をご利用の際は必ず対応済みのバージョンをご利用ください。
次期バージョンの提供時期や詳細については決まり次第お知らせいたします。
■Yahoo!広告APIをご利用中の場合の注意事項(2023年8月18日更新)
2023年8月29日のMCCアカウントの複数階層設定対応後は、Yahoo!広告APIにおいて以下の変更が実施されます。
(1)AccountLinkService
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対象バージョン:全バージョン(次期バージョン以降も含む)
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変更内容
・get 実行時のaudienceListSharingEnabled(オーディエンスリスト共有が有効なリンクかどうかのフラグ)のレスポンスが、全て「UNKNOWN」を返却するようになります。
・get の実行によりMCCアカウント直下のアカウントを取得した際に、アカウントリンク目的「ライブラリー共有のみ」のアカウントリンク情報が返却されません。
(2)AccountManagementService
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対象バージョン:v11以前のバージョン
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変更内容
get実行時のレスポンスが以下のとおり変更になります。
(変更前)ステータスがCANCELEDのアカウントも返却される
(変更後)ステータスがCANCELEDのアカウントは返却されない
(3)AccountService
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対象バージョン:全バージョン(次期バージョン以降も含む)
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変更内容
get 実行時にアカウントリンク目的「ライブラリー共有のみ」のアカウントリンク情報が返却されません。
(4)v11以前を利用してMCCアカウントを複数階層化すると、AccountService、AccountLinkServiceなどで「ツール利用者」が操作可能なアカウントが以下のとおり制限されます。
<「ツール利用者」が操作可能なアカウント>
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直接招待されているMCCアカウント、および広告アカウント
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直接招待されているMCCアカウント直下の広告アカウント
※「ツール管理者」が操作可能な範囲には影響ありません。
補足
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(2023年8月18日更新)実施日当日は20時30分~21時30分の時間帯において広告管理ツールを操作中にページが表示できない場合があります。
また、18時00分~21時30分に以下の操作を実施した場合、通常より反映に時間がかかることがあります。
・アカウントリンク設定
・ユーザー招待
・アカウント名の変更
・広告アカウント作成時の確定操作
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(2023年8月18日追加)2023年8月1日付けでアカウント移管を実施した場合に限り、移管元企業が移管したアカウントを参照できる期間が以下のとおり変更になりました。
(通常)1日~月末日まで
(2023年8月1日移管分のみ)2023年8月1日~2023年8月28日まで
そのため、移管元企業が移管したアカウントの各種レポートや明細を確認する場合は、2023年8月28日までに実施してください。
※上記はMCC複数階層化実施の影響によるものです。2023年9月1日以降の移管分については、通常どおり月末日まで参照権限が付与されます。
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(2023年7月27日追記)実施日以前にシステムから自動配信された各種お知らせメールに掲載されているURLを、実施日以降にクリックするとアカウント選択画面、もしくはエラー画面が表示される場合があります。
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オンラインサインアップでお申し込みのお客様はMCCアカウントの複数階層設定機能はご利用になれません。ただし、複数階層設定機能以外の機能改善については対象の機能をご利用中の全てのお客様に影響がありますので、内容のご確認をお願いいたします。
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本機能改善についての詳細はPDF資料「MCCアカウントの複数階層設定について」をダウンロードしてご確認ください。