はじめに

概要

ここでは、Yahoo!広告 APIを利用するまでに必要なお手続きの全体像や、お客様のパターン別にお手続き方法をご案内しています。
全体の流れ
権限
パターン別のご案内

全体の流れ

APIコールまでには、以下の手順が必要です。
1.API利用お申し込み(企業単位)
 実施者:これから開発するアプリケーションを所有する企業
 ※デベロッパー(ここではYahoo!広告 APIを使ったシステムを開発する企業を指します)とは限りません。
  例えば、開発を外部委託する場合などは契約形態によってアプリケーションの所有が委託元になります。
 実際の手順:お申し込み手順

2.アプリケーションの登録(アプリケーション単位)

 実施者:これから開発するアプリケーションを所有する企業
 ※デベロッパー(ここではYahoo!広告 APIを使ったシステムを開発する企業を指します)とは限りません。
  例えば、開発を外部委託する場合などは契約形態によってアプリケーションの所有が委託元になります。
 実際の手順:アプリケーションの登録

3.認証(広告アカウントの権限を持つビジネスID単位)

 実施者:アプリケーションを利用する企業(変更前:広告アカウントを管理している企業)
 実際の手順:
  自社開発の企業:APIコールを実施する>手順2
  サードパーティーツールを利用する企業:アプリケーションを承認する

4.APIコール

 実施者:デベロッパー(ここではYahoo!広告 APIを使ったシステムを開発する企業を指します)
 実際の手順:APIコールを実施する

ユーザーごとに、必要な手順が異なります。詳細については、後述の「パターン別のご案内」をご覧ください。

権限

それぞれの手順で、以下の権限が必要です。
・法人管理権限:API利用お申し込みに必要
・API管理ツールの管理者権限:アプリケーションの登録に必要
・広告管理ツール(=広告アカウント)の参照または更新権限:認証で必要

パターン別のご案内

こちらでは、パターン別の手続き方法についてご案内しています。
以下のフローチャートの質問に「はい」「いいえ」で答えていただくことで、ご自身に必要な手続きのパターンを診断できます。

パターン1

自社の広告アカウントを管理しており、自社システムからその広告アカウントを操作したい企業(代理店、インハウスで広告運用を行う企業など)の場合

例)代理店Aが自社でYahoo!広告APIを使ったアプリケーションAの開発を行い、アプリケーションAから自社で管理しているアカウントに対して操作を行う場合

1.API利用お申し込み(企業単位)
 実施者:これから開発するアプリケーションを所有する企業
     →代理店内の法人管理権限を持つビジネスID(例:ユーザーA)
      法人管理権限についてはビジネスマネージャーのヘルプ「法人管理権限について」をご覧ください。
2.アプリケーションの登録(アプリケーション単位)
 実施者:これから開発するアプリケーションを所有する企業
     →代理店(例:ユーザーA)
      ※API管理権限を持つビジネスID
3.認証(広告アカウントの権限を持つビジネスID単位)
 実施者:アプリケーションを利用する企業
     →代理店A内のMCCまたは広告アカウントに権限をもつビジネスID(例:ユーザB)
4.APIコール
 実施者:デベロッパー
     →代理店A内の開発者

パターン2

代理店に広告アカウントを預けており、自社システムからその広告アカウントを操作したい企業(広告主など)

例)広告主Aが自社でYahoo!広告APIを使ったアプリケーションAの開発を行い、アプリケーションAから代理店Bで管理しているアカウントに対して操作を行う場合

1.API利用お申し込み(企業単位)
 実施者:これから開発するアプリケーションを所有する企業
     →広告主内の法人権限を持つビジネスID(例:ユーザA)
2.アプリケーションの登録(アプリケーション単位)
 実施者:これから開発するアプリケーションを所有する企業
     →広告主A(例:ユーザA)
      ※API管理権限を持つビジネスID
3.認証(広告アカウントの権限を持つビジネスID単位)
 実施者:アプリケーションを利用する企業
     →以下の2通りの方法があります。
      方法1:代理店Aに広告主A用のビジネスIDを発行いただき、広告主Aの広告アカウントの権限を付与して認証に用いる場合
          例:ユーザC
      
      方法2:広告主Aで発行したビジネスIDに、代理店Bの広告主A用広告アカウントを紐づけて認証に用いる場合
      
4.APIコール
 実施者:デベロッパー
     →広告主A内の開発者

パターン3

Yahoo!広告 APIを利用した広告運用ツールを開発し、他社に利用させたい企業(商用ツールベンダーなど)

例)ツール提供企業AがYahoo!広告APIを使ったアプリケーションAを開発し、代理店Bと広告主CがアプリケーションAを使って自社の広告アカウントを操作したい場合

1.API利用お申し込み(企業単位)
 実施者:これから開発するアプリケーションを所有する企業
     →ツール提供企業のビジネスID(例:ユーザA)
2.アプリケーションの登録(アプリケーション単位)
 実施者:これから開発するアプリケーションを所有する企業
     →ツール提供企業(例:ユーザA)
      ※API管理権限を持つビジネスID
3.認証(広告アカウントの権限を持つビジネスID単位)
 実施者:アプリケーションを利用する企業
     →ツール利用企業(例:ユーザB、ユーザC)
      アプリケーションを承認する
 ※サードパーティーツールベンダーである企業Aは、承認用のURLをツール利用企業Bに対して発行し、認証いただいてください。
  OAuth2.0のリダイレクトURLの仕組みを使って認証します。
  ご参考:認可認証について
4.APIコール
 実施者:デベロッパー
     →ツール開発企業の開発者

パターン4

LINEヤフー株式会社以外の企業が提供する、Yahoo!広告 APIを利用した広告運用ツール(以下、サードパーティーツール)を利用する企業

基本的に、サードパーティーツールをご利用する場合、Yahoo!広告 APIについて意識いただく必要はございません。
サードパーティーツール側からの認証のしくみをご利用ください。