検索広告 自動入札のスポット調整の提供について

更新履歴

  • 2023年8月23日:本件の実施を完了しました。
  • 2023年8月2日:記事の掲載を開始しました。

対象サービス

Yahoo!広告 検索広告

対象ツール

  • ・広告管理ツール
     ※新しい広告管理ツールのみで利用できます。
  • ・キャンペーンエディター

実施日

2023年8月23日(水)

概要

検索広告において、自動入札のコンバージョン率を1週間前後の短期間で調整できる「自動入札のスポット調整」(以下、スポット調整と表記)機能の提供を開始しました。
自動入札では、過去1カ月ほどの間に発生したコンバージョン率を加味して入札価格を設定します。このため、セールや販促キャンペーンなどでコンバージョン率が短期間で大きく変動する場合、自動入札の効果が減少する場合があります。
スポット調整では、コンバージョン率の変動が見込まれる期間と、コンバージョン率の変動をキャンペーンに設定することで、セールなど短期間の変動にも、自動入札が対応できるようにする機能です。検索広告を長期間運用していて、時期やイベントによるコンバージョン率の変動などを把握している場合、スポット調整を利用することで、自動入札の平時の学習効果は保ったまま、短期的な変動にも対応が可能です。

スポット調整の利用イメージ

詳細

スポット調整の詳細は以下のとおりです。
  • ・対象のキャンペーンタイプ
      - 標準キャンペーン
      - 動的検索連動型広告キャンペーン
       ※アプリ訴求キャンペーンには設定できません。
  • ・対象の入札戦略
     以下の自動入札を設定したキャンペーンに設定できます。
      - ポートフォリオ入札設定
       コンバージョン単価の目標値広告費用対効果の目標値
      - キャンペーン個別入札設定
       コンバージョン数の最大化(目標値あり)
       コンバージョン価値の最大化(目標値あり)
     ※上記以外の入札戦略のキャンペーンにも設定は可能ですが、機能しません。
  • ・設定期間
     最大14日間
     ※7日間以内の設定を推奨します。
  • ・デバイスの指定
     特定のデバイスのみへの設定が可能です。PC・スマートフォン・タブレットから選択できます。
  • ・コンバージョン率の調整
     引き上げ率、引き下げ率で調整し、-90%(引き下げ)から+900%(引き上げ)まで設定が可能です。
     例:
     平時のコンバージョン率が7%で、セール期間に平時の2倍のコンバージョン率を見込んでいる場合、スポット調整では
     「引き上げ率 100%」
     を設定します。この場合、設定期間中は14%のコンバージョン率を想定して自動入札が行われます。

Yahoo!広告 APIにおける変更

Yahoo!広告 検索広告 APIでは、v12より当機能に対応予定です。詳細は以下でご確認ください。
 【Yahoo!広告】API v12 システムリリースについて
なお、一部機能は本件の実施日より変更されました。詳細は以下のとおりです。
  • ・対象
     全バージョン
  • ・内容
     CampaignService/removeに、以下のエラーコードを追加しました。
      エラーコード:210914
      エラーメッセージ:自動入札のスポット調整が設定されているキャンペーンは削除できません 。

補足

  • ・複数のスポット調整の設定期間が重なった場合、重なった期間内におけるコンバージョン率の調整は乗算されます。
  • ・この件に関する詳細は、以下のリンクより資料(PDFファイル)をダウンロードしてご確認ください。
     資料をダウンロード