【Yahoo!広告】API v16 システムリリースについて

Yahoo!広告 APIの新バージョンをリリースします。詳細を以下のとおりお知らせいたしますので、ご確認ください。

対象サービス

  • Yahoo!広告 検索広告 API
  • Yahoo!広告 ディスプレイ広告 API

リリースのバージョン

v16

実施日(予定)

2025年2月17日(月)
※日程は変更になる場合があります。

検索広告 APIの変更点

「ファビコンアセット」に対応

検索広告に広告主様ご自身でサイトの内容を示すロゴ(企業ロゴ・ブランドロゴなど)を設定できる「ファビコンアセット」に対応します。実際に利用可能になるのは機能のリリース後を予定しています。提供スケジュールや機能の詳細は、以下のお知らせを参照してください。
【検索広告】ファビコンアセットの提供開始について

  • 対象ウェブサービス
    • AssetService
    • CampaignAssetService
    • CampaignExportService
  • 変更内容
    • AssetServiceのassetData.typeとCampaignAssetServiceのtypeにEnum値「FAVICON」を追加します。
      ※v15以前のバージョンにおいてgetで全件取得した場合、ファビコンアセットのエンティティは「UNKNOWN」と返却されます。
    • AssetServiceのassetDataにフィールド「faviconAsset」を追加します。
    • CampaignExportServiceのentityTypeにEnum値「FAVICON_ASSET」を追加します。
      ※v15以前のバージョンで、entityTypeにALLを指定、またはnullにした場合は、ファビコンアセットのエンティティも返却されます。

検索連動型ショッピング広告のレポート取得に対応

検索連動型ショッピング広告のレポートがYahoo!広告 検索広告 APIで取得可能になります。

  • 対象ウェブサービス
    • BaseAccountService/get
    • SsaAccountService/get
    • SsaReportDefinitionService/get, add, remove, getReportFields, download
  • 変更内容
    • BaseAccountService/getにおいて以下のとおり変更します。
      • 検索広告(ショッピング)アカウントの取得が可能になります。
      • requestにincludeSsaAccountを追加します。この項目の初期値はEXCLUDE_SSA(検索広告(ショッピング)アカウントを除外)です。
    • SsaAccountService/getを新設します。このウェブサービスでは検索広告(ショッピング)アカウントに関する情報を取得できます。
    • SsaReportDefinitionService /get, add, remove, getReportFields, downloadを新設します。このウェブサービスでは検索広告(ショッピング)アカウントのレポートを取得できます。取得可能なレポートは以下のとおりです。
      • アカウントレポート
      • キャンペーンレポート
      • 広告グループレポート
      • 商品グループレポート
      • 商品レポート
      • 検索クエリーレポート
      ※上記以外のレポートは、検索広告 APIでは提供されません。
  • 注意事項
    • 広告管理ツールで取得可能なレポート項目のうち、以下の項目は検索広告 APIからは取得できません。
      • ページ最上部のインプレッションシェア損失率(予算)
      • ページ最上部のインプレッションシェア損失率(ランク)
    • SsaReportDefinitionServiceはレポート系APIに分類されますが、QPS変更でレポート系API の上限数を変更しても、SsaReportDefinitionServiceは「最大5件/秒」のまま変更されません。リクエストの制約(QPS)上限について詳細はこちらを参照してください。

ディスプレイ広告 APIの変更点

LINE広告・LINE公式アカウントからのオーディエンスデータ連携に対応

LINE広告およびLINE公式アカウントのオーディエンスデータを利用した広告配信に対応します。オーディエンスデータの連携には、ディスプレイ広告アカウントとLINE広告アカウントまたはLINE公式アカウントの接続が必要です。詳しくは以下のお知らせを参照してください。
LINE公式アカウント・LINE広告からのオーディエンスデータ連携について

  • 対象ウェブサービス
    • AudienceListService /get
    • AdGroupTargetService
  • 変更内容
    • AudienceListService /get のaudienceListTypesでBUSINESS_MANAGERの指定が可能となります。その際、responseにbusinessManagerAudienceListが返却されます。
    • AdGroupTargetService のaudienceListTypeでBUSINESS_MANAGERの指定が可能となります。

プレイスメントターゲティングの設定機能改善に対応

配信先名の追加などの機能改善に対応します。
※広告管理ツールでは先行して提供している機能です。詳しくは以下のお知らせを参照してください。
プレイスメントターゲティングの設定機能改善について

  • 対象ウェブサービス
    • PlacementUrlIdeaService/get
  • 変更内容
    • response fieldにadPlaceName (配信先名)が追加されます。
    • request fieldのkeywordで配信先名を指定して検索できるようになります。
    • request fieldに検索対象を絞り込む以下の項目を追加します。
      • keywordFilterTypes:種別(URL/配信先名)を絞り込めます。
      • adPlaceFilterTypes:配信先の種別(主要な配信先)を絞り込めます。
      • lang:配信先名の言語を絞り込めます。
      • unknownUrlFilterType: 検索結果の不明なURL(表示/非表示)を絞り込めます。
      • sortFiled:ソートの対象項目を指定します。
      • sortType:ソート方法を指定します。

画像・動画の審査開始タイミング変更に対応

審査プロセスの最適化を目的とした画像・動画の審査開始タイミング変更に対応します。実際に利用可能になるのは機能のリリース後となります。機能の詳細やリリース時期などは以下のお知らせを参照してください。
画像・動画の審査開始タイミング変更について

  • 対象ウェブサービス
    • MediaService
    • VideoService
  • 変更内容
    • approvalStatus に PENDING_UNSPECIFIED_AD(広告未設定のため保留)が追加されます。
    • 以下のfieldについて、これまでは画像/動画の入稿タイミングで日時が入っていましたが、画像/動画が広告に設定され審査中となるタイミングに変更になります。また、v16からfield名が変更になります。
      • MediaService
        creationTime → reviewApplicationDate
      • VideoService
        createdDateTime → reviewApplicationDate
    • v15以前のバージョンでは、以下の挙動となります。
      PENDING_UNSPECIFIED_AD のデータは REVIEW: 審査中 としてレスポンスします。
      MediaService/get, VideoService/get の approvalStatuses[] に REVIEW を指定した場合、PENDING_UNSPECIFIED_AD も検索対象に含みます。

保守改善

  • 以下2つのダウンロード上限を10万件から1万件に変更します。
    • FeedDataService/downloadErrorFile
    • FeedService/downloadDisApprovalReasonList
  • ReportDefinitionServiceから、使用されていないレポートフィールドを削除します。
    削除予定項目 現行項目
    IMPRESSION_SHARE_BUDGET_LOSS BUDGET_LOST_IMPRESSION_SHARE
    CLICK CLICKS
    VIEWABLE_CLICK VIEWABLE_CLICKS
    START_DATE CAMPAIGN_START_DATE
    END_DATE CAMPAIGN_END_DATE
    CITY_NAME CITY
    PREF_NAME PREFECTURE
    PREF_ID PREFECTURE_ID
  • 現在、AdGroupAdService/add, setでdisplayUrlに値を設定するとエラーになりますが、設定内容を無視してエラーを出さないように変更します。
  • AdGroupTargetServiceのplacementUrlListTypeのEnum値を以下のとおり変更します。
    • WHITE_LIST → STANDARD_LIST
    • BLACK_LIST → EXCLUSIONS_ONLY_LIST

補足

  • 各機能に関する詳細は、リリース時に公開されるリリースノート、およびリファレンスをご確認ください。
  • リリースに合わせて、APIv16の概要などをお伝えするオンラインセミナーを開催する予定です。詳細は別途お知らせします。

旧バージョンの終了について

Yahoo!広告 APIv14の提供を以下の日程で終了します。
サポート終了日:2025年3月10日(月)
システム終了日:2025年7月下旬(予定)
※日程が決まり次第お知らせいたします。

また、Yahoo!広告 APIv13の提供を以下の日程で終了します。
システム終了日:2025年3月10日(月)
※サポートは終了済みです。