【ディスプレイ広告(運用型)】キャンペーン間の共有予算機能の提供について

更新履歴

2025年3月14日 本件の実施完了に伴い記事を更新しました。
2025年3月6日  本記事の掲載を開始しました。

対象サービス

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)

実施日

2025年3月13日(木)

概要

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)において、複数のキャンペーン間で1日の予算を共有できる「キャンペーン間の共有予算」機能を提供しました。また、共有予算レポートも利用可能です。

共有予算とは

「1日の予算」をアカウント内の複数のキャンペーンで共有する機能です。キャンペーンを横断して予算を設定できるため、多数のキャンペーンを運用している場合、適切な予算管理ができます。

共有予算のメリット

  • 効率的な予算管理

    1日の予算を使い切らないキャンペーンと、予算が不足しているキャンペーンがある場合、共有予算を利用すると、余剰予算を予算不足のキャンペーンに自動的に振り分けられます。1日の予算の消化を確認しながら手動で予算額を変更する必要がないので、最適な予算管理を少ない工数で実現できます。

  • 広告掲載の機会損失の最小化

    広告表示機会があったにもかかわらず、1日の予算が不足しているために広告が表示されないキャンペーンがある場合、共有予算を利用すると他キャンペーンの予算を使って広告を配信できます。共有予算を利用することで機会損失を防ぎ、より多くの広告を配信できます。

共有予算レポートについて

共有予算ごとの累計コストやインプレッション数、クリック数などを出力できる共有予算レポートを提供しました。このレポートを活用すると、共有予算単位でどの程度予算を消化しているか、広告が配信されているかを確認できます。

注意事項

共有予算では各キャンペーンの予算配分をコントロールできません。そのため1つのキャンペーンが1日の共有予算額の多くを使い、他のキャンペーンは広告配信が少なくなるなど、差が生じる可能性があります。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告 APIについて

ディスプレイ広告 APIでは実施日以降、以下のバージョンで共有予算を利用できます。

  • 対応バージョン

    v16

  • 対応ウェブサービス

    CampaignService
    CampaignBudgetService/add, set, get, remove
    ReportDefinitionService

  • 内容
    • CampaignBudgetServiceで共有予算の作成が可能になりました。
    • CampaignServiceのbudgetで「campaignBudgetId(共有予算ID)」、を指定すると、キャンペーンに共有予算が設定できます。
    • ReportDefinitionServiceのreportType「CAMPAIGN_BUDGET」で共有予算レポートの取得が可能になりました。

補足