【検索広告】自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供終了について

更新履歴

2025年6月19日:拡張クリック単価の設定終了、およびシステムによる入札戦略の移行開始に伴い記事を更新しました。
2025年5月27日:2025年6月18日(水)に拡張クリック単価の設定を終了します。
拡張クリック単価を設定したままの場合、2025 年 6 月 30 日(月)までにシステムにより手動入札「個別クリック単価」に変更されます。
2025年4月15日:各対応の日程と詳細を追加しました。
2025年2月5日:本記事の掲載を開始しました。

対象サービス

Yahoo!広告 検索広告

対象ツール

  • 広告管理ツール
  • キャンペーンエディター
  • Yahoo!広告 検索広告API
  • Yahoo!広告 スクリプト

概要

自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供を終了します。
これまで自動入札タイプの拡充と機能改善を進めてきた結果、自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」「コンバージョン価値の最大化」が拡張クリック単価と同等、またはそれ以上の広告運用における成果を上げる可能性が見込めました。この状況を受け、拡張クリック単価の提供を終了することとなりました。

終了は段階を踏んで実施します。各段階の詳細は、以下でご確認ください。

拡張クリック単価の設定終了

実施日

2025年6月18日(水)

実施内容

拡張クリック単価の設定を終了しました。
キャンペーンの作成時、および編集時に、拡張クリック単価は設定できません。
既存のキャンペーンで拡張クリック単価を設定している場合は、お客様の目的に合わせてほかの自動入札タイプに変更することをおすすめします。入札戦略の詳細は「キャンペーンにおける入札戦略の設定について」をご確認ください。
拡張クリック単価に設定したままの場合、システムにより手動入札「個別クリック単価」に変更されます。次項の「システムによる入札戦略の移行」を参照してください。

システムによる入札戦略の移行

実施日

2025年6月18日(水)~2025年6月30日(月)

実施内容

システムによる入札戦略の移行を開始しました。
拡張クリック単価を設定しているキャンペーンは、2025年6月30日(月)までにシステムで手動入札「個別クリック単価」に変更します。
※移行はアカウント単位で順次実施します。お客様のアカウントでいつ実施されるかについてはお答えできません。

なお、システムによる入札戦略の移行後も、お客様ご自身でほかの自動入札タイプに変更することは可能です。どの入札戦略を設定するかを検討する場合は、A/Bテストをご活用ください。手順などの詳細は「A/Bテストについて」を参照してください。

拡張クリック単価の提供終了

実施日(予定)

2025年6月30日(月)
※日程は変更になる場合があります。

実施内容

拡張クリック単価の提供を終了します。
システムによる移行と併せて、レポート作成画面、および作成済みのテンプレートから、拡張クリック単価の項目を削除します。
項目の削除後は、作成済みテンプレートで移行前の期間のレポートを作成しても、拡張クリック単価の設定は確認できません。

また、すでに提供を終了している以下の項目も削除します。

  • 検索結果ページの目標掲載位置
  • 拡張クリック単価(旧「コンバージョン数の最大化」)

項目削除後にパフォーマンスレポートを作成した場合、上記の項目は「その他」と表示されます。該当の項目を含んだパフォーマンスを確認する場合は、提供終了前にレポートを作成することをおすすめします。

Yahoo!広告 検索広告APIについて

検索広告APIへの影響は以下のとおりです。

対象ツール(バージョン)

  • 検索広告API(全バージョン)
  • Yahoo!広告 スクリプト

対象サービスと変更内容

<拡張クリック単価の設定終了時>

  • CampaignService/add
    cpcBiddingScheme>enhancedCpcEnabled=trueでリクエストされてもエラーを返します。
  • CampaignService/set
    cpcBiddingScheme>enhancedCpcEnabledをfalseからtrueにするリクエストをしてもエラーとなります。
  • ReportdefinitionService/add, getReportFields
    2025年6月30日(月)にリリース予定の検索広告API v17を含む現行バージョンでは、拡張クリック単価の設定終了や提供終了により、リクエストがエラーになる等の影響はありません。


<システムによる入札戦略の移行時>

  • CampaignService/get
    cpcBiddingScheme>enhancedCpcEnabledで移行状況を確認可能です。
    ※falseの場合は移行完了。


<拡張クリック単価の提供終了時>

すでに提供を終了している以下の項目を指定してもエラーにはなりませんが、実績値は「0」が返却され、代わりにBID_STRATEGY_TYPEの「Other」にて集約・返却されるようになります。

  • 検索結果ページの目標掲載位置
  • 拡張クリック単価(旧「コンバージョン数の最大化」)

■対象レポートタイプ

  • BID_STRATEGY
  • CAMPAIGN

■対象入札戦略

  • BID_STRATEGY_TYPE>Target position in search results
  • BID_STRATEGY_TYPE>Enhanced CPC(Former:Maximize Conversions)

■返却例

・現在
Target position in search results:100
Enhanced CPC(Former:Maximize Conversions):50
Other:20

・提供終了後
Target position in search results:0
Enhanced CPC(Former:Maximize Conversions):0
Other:170 ※こちらに集約されます

補足

本件の詳細は資料(PDF)をダウンロードしてご確認ください。