【検索広告】キャンペーン間の共有予算機能の提供について

更新履歴

2023年11月29日 本件の実施完了に伴い記事を更新しました。
2023年11月21日 提供開始日の決定に伴い内容を更新しました。
2023年11月15日 提供開始の延期に伴い内容を更新しました。
2023年11月8日 資料を更新しました。
2023年11月1日 実施日および概要を更新しました。
2023年9月14日 本記事の掲載を開始しました。

対象サービス

Yahoo!広告 検索広告

実施日

2023年11月28日(火)

概要

検索広告において、キャンペーン間で1日の予算を共有できる機能を提供しました。また、あわせて「共有予算レポート」を提供します。

共有予算について

共有予算では1つの予算をアカウント内の複数のキャンペーンで共有して利用します。キャンペーンを横断して予算を設定できるため、予算管理の効率化や広告表示の機会損失を削減できる可能性があります。

共有予算のメリット

  • 効率的な予算管理
    1日の予算を使い切らないキャンペーンと、予算が不足しているキャンペーンがある場合、共有予算を利用すると、余剰予算を予算不足のキャンペーンに自動的に振り分けることができます。1日の予算の消化を確認しながら手動で予算額を変更する必要がないので、最適な予算管理を少ない工数で実現できます。

  • 広告掲載の機会損失の最小化
    広告表示機会があったにもかかわらず、1日の予算が不足しているために広告が表示されないキャンペーンがある場合、共有予算を利用すると他キャンペーンの予算を使って広告を配信できます。共有予算を利用することで機会損失を防ぎ、より多くの広告を配信できます。

共有予算レポートについて

共有予算レポートでは共有予算ごとインプレッション数やクリック数などを出力できます。このレポートを活用すると、共有予算単位でどの程度広告が配信されているかを確認できます。
レポートの作成方法など詳細は以下のヘルプを参照してください。
パフォーマンスレポート・テンプレートの作成(新しい広告管理ツール)

注意事項

  • 共有予算では各キャンペーンの予算配分をコントロールできません。そのため1つのキャンペーンが1日の共有予算額をほとんど使い、他のキャンペーンは想定よりも広告配信が少なくなる可能性があります。

  • 検索数の急増などにより広告クリックが集中し、共有予算に設定した金額を大幅に超えたコストが発生する場合があります。その場合、キャンペーン単位の1日の予算と同様、請求対象は1日の共有予算の200%までです。また請求対象となったコストのうち、実際に請求されるのは「1カ月の請求限度額」のみです。1カ月の請求限度額の計算方法などはキャンペーン単位の1日の予算と同じです。詳細は以下のヘルプを参照してください。
    検索広告の1日の予算を超過した場合の請求について

Yahoo!広告 検索広告 APIについて

検索広告 APIでは実施日以降、以下のバージョンおよびサービスで共有予算を利用できます。

  • 対応バージョン
    v12

  • 対応サービス
    CampaignBudgetService
    CampaignService
    ReportDefinitionService
    AuditLogService

補足