ディスプレイ広告 オーディエンスターゲティングの刷新について

更新履歴

2023年2月21日:本件の実施完了に伴い記事を更新しました。
2023年2月13日:「Yahoo!広告 ディスプレイ広告 APIの変更点」を追記しました。
2023年2月6日:本記事の掲載を開始しました。

対象サービス

Yahoo!広告 ディスプレイ広告

概要

ディスプレイ広告では、オーディエンスターゲティングの刷新を進めております。
オーディエンスターゲティングとは、以下のターゲティングを指します。

・オーディエンスカテゴリーターゲティング
・サーチキーワードターゲティング
・オーディエンスリストターゲティング

オーディエンスターゲティングの刷新にあたり、まずはじめに「オーディエンスカテゴリー
ターゲティング」を「オーディエンスリストターゲティング」に集約しました。
また、今後「サーチキーワードターゲティング」も「オーディエンスリストターゲティング」に
集約する予定です。
今回はオーディエンスカテゴリーターゲティングに関する刷新の詳細と、それに伴う機能の
提供終了についてご案内いたします。
※サーチキーワードターゲティングに関する詳細は、後日あらためてご案内いたします。

オーディエンスカテゴリーターゲティングをオーディエンスリストターゲティングに集約

実施日

2023年2月20日(月)

概要

従来のオーディエンスカテゴリーターゲティングでは、カテゴリーを選択して広告グループに
設定していましたが、今後はオーディエンスリストターゲティングで設定を行います。
本件実施により、オーディエンスリストターゲティングに、オーディエンスカテゴリーを
リスト化した「共通オーディンエンスリスト」が追加されました。
この共通オーディンエンスリストの中から、配信したい対象のリストを選択して広告グループに
設定します。

■共通オーディエンスリストのリスト種別について
 共通オーディエンスリストのリスト種別は、以下の3種類です。

 ・興味関心
 ・購買意向
 ・属性・ライフイベント


オーディエンスリストターゲティングの1つとして設定するため、例えば「ウェブサイト
訪問ユーザー」など他の種別のリストも設定すると、ORの組み合わせで配信されます
(いずれかに該当すれば配信される)。これにより、より広いユーザー層に配信できます。
また、「オーディエンスリスト(組み合わせ)」で共通オーディエンスリストとその他の
リストを指定すると、ANDの組み合わせで配信することもできます(すべてに該当すれば
配信される)。
このようにオーディエンスターゲティングの刷新によって、柔軟な配信が可能になりました。

補足

・設定方法は変更になりましたが、ターゲティングの基本機能に変更はありません。
・対象ユーザーの特徴を可視化できる「オーディエンス分析レポート」も併せて提供を開始しました。
・ディスプレイ広告(予約型)では、これまで1つのオーディエンスリストしか設定できませんでしたが、
 ディスプレイ広告(運用型)と同様に、複数のオーディエンスリストを設定できるようになりました。
 なお、予約型では、
2023年4月以降の商品より、共通オーディエンスリストをご利用いただけます。
・オーディエンスリストターゲティングやオーディエンス分析レポートの詳細、共通オーディエンスリストの
 設定手順などは、以下のヘルプを参照してください。
 オーディエンスリストターゲティング
 オーディエンス分析
 広告グループにオーディエンスリスト・共通オーディエンスリストを設定する

オーディエンスカテゴリーターゲティングの提供終了

終了時期(予定)

2023年秋頃
※時期は変更になる場合があります。

概要

2023年秋頃を目途に、オーディエンスカテゴリーターゲティングの提供を終了します。
それに伴い、ご利用中のオーディエンスカテゴリーターゲティングの設定は、オーディエンスリストターゲティングに自動移行します。
提供終了、および自動移行の具体的な日程等については、決まり次第あらためてお知らせいたします。

補足

本件の詳細は、以下のリンクより資料(PDFファイル)をダウンロードしてご確認ください。

資料をダウンロード

Yahoo!広告 ディスプレイ広告 APIの変更点

対象バージョン

v10

変更点

サービスごとの変更点は以下のとおりです。

■AudienceListService
オーディエンスリスト(組み合わせ)で共通オーディエンスリストを設定した際に、以下でオーディエンスリスト名の英名が返却されます。
audienceListContent.combinationAudienceList.combinations.audienceLists.audienceListNameEn

■DictionaryService
・共通オーディエンスリストの情報を取得する「/getSharedAudienceListInfo」を追加しました。
・共通オーディエンスリストのマスタを取得する「/getSharedAudienceListMaster」を追加しました。

■AdGroupTargetService
・共通オーディエンスリストを設定する際、targetTypesで「AUDIENCE_LIST_TARGET」を指定します。
・AdGroupTargetで共通オーディエンスリストを設定した際に、以下でオーディエンスリスト名の英名が返却されます。
 audienceListTarget.audienceListNameEn
・audienceListTypeに「Enum: AFFINITY, IN_MARKET, ATTRIBUTE_LIFE_EVENTS」を追加しました。
 ※v9以前のバージョンでは、UNKNOWNになります。

備考

オーディエンスカテゴリーターゲティングは、引き続き全バージョンで利用可能です。
ディスプレイ広告 APIでの提供終了の予定などは、決まり次第あらためてお知らせいたします。