Yahoo!広告 API v8 システムリリースについて

文書管理番号:APIJ-FY22-2204

お客様各位

平素は弊社サービスに多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび弊社では、Yahoo!広告 APIの新バージョンをリリースします。
詳細を下記のとおりお知らせいたしますので、ご確認ください。

今後ともYahoo!広告をよろしくお願いいたします。

               記
1. 対象サービス:
 Yahoo!広告 検索広告 API
 Yahoo!広告 ディスプレイ広告 API

2. リリースのバージョン:
 v8

3. 実施日(予定):
 2022年5月16日(月)
 ※日程は変更になる場合があります。

4. 検索広告 APIの変更点:
 ■レスポンシブ検索広告のアドカスタマイザーおよびアセットレポー
  トに対応
  レスポンシブ検索広告のアドカスタマイザーに対応します。また、
  アセット単位のレポート作成に対応します。実際に利用可能になる
  のは、2022年夏ごろを予定しています。機能の詳細は以下のリリー
  スノートを参照してください。
  【検索広告】レスポンシブ検索広告の機能追加と拡大テキスト広告の
  入稿終了について

  これにより以下の変更を実施します。
  ・以下のサービスを新設
  ‐CustomizerAttributeService
  ‐AccountCustomizerService
  ‐CampaignCustomizerService
  ‐AdGroupCustomizerService
  ‐AdGroupCriterionCustomizerService
  ・AuditLogServiceでレスポンシブ検索広告のアドカスタマイザーに
   関する操作履歴を出力
  ・ReportDefinitionServiceのreportTypeにRAS_ASSET_REPORT
   (アセットレポート)を追加

 ■新しいコンバージョン測定の目的への全対応(v7、v8)
  新しいコンバージョン測定の目的が、ウェブコンバージョンなど全て
  のコンバージョンに対応します。実際に利用可能になるのは2022年5月
  18日(水)を予定しています。機能の詳細は以下のリリースノートを
  参照してください。
  【検索広告】新しいコンバージョン測定の目的への全対応と、旧形式
  レポートの終了などについて

  これにより、v7およびv8でコンバージョン測定の作成・編集時に新し
  いコンバージョン測定の目的を選択できます。
  また、v8のConversionTrackerServiceCategoryで以下の変更を実施し
  ます。
  ・QUALIFIED_LEADおよびCONVERTED_LEADを追加
  ・IMPORTED_LEADを削除
   ※v7にIMPORTED_LEADは残りますが、利用はできません
  なお、v6以下のバージョンでは、従来のコンバージョン測定の目的は
  利用できなくなります。

 ■パフォーマンスレポートの集計期間を追加
  パフォーマンスレポートの集計期間に「今月(今日を含まない)」を
  追加します。これによりReportDefinitionServiceのreportDateRangeType
  にTHIS_MONTH_EXCEPT_TODAYが追加されます。

 ■動的検索連動型広告の新形式のページフィードに対応
  動的検索連動型広告の新形式のページフィードに対応します。実際に
  利用可能になるのは、2022年7月を予定しています。機能に関しては
  以下のリリースノートを参照してください。
  検索広告 動的検索連動型広告 新形式のページフィード提供開始について
  ・以下のサービスを新設
  ‐PageFeedAssetSetService
  ‐PageFeedAssetService
  ・CampaignServiceのdynamicAdsForSearchSettingにPageFeedAssetSetIds
   を追加
  なお、v7以前のバージョンで提供しているFeedServiceおよび
  PageFeedItemServiceは2022年9月をもって提供を終了する予定です。

5. ディスプレイ広告 APIの変更点:
 ■地域ターゲティングの対象地域の指定方法を追加
  地域ターゲティングで対象地域を半径で指定できるようになります。
  ※広告管理ツールでは先行して提供している機能です。詳しくは以下
   のリリースノートを参照してください。
  【ディスプレイ広告(運用型)】地域ターゲティングにおける対象
  地域の指定方法追加について

  これにより、以下のサービスに新しいフィールドを追加します。
  ・AdGroupTargetService(get)
  ‐areaSearchTypes
  ‐sortField
  ‐sortType
  ・AdGroupTargetService(add、set、replace)
  ・StatsService(get)
  ‐areaSearchType
  ‐latitudeInMicroDegrees
  ‐longitudeInMicroDegrees
  ‐radius
  ‐description

 ■前金取引の代理店への予約型広告提供に対応
  前金取引の代理店への予約型広告の提供に伴い、以下の変更を実施
  します。
  対象サービス
  ・BalanceService
   推定現金残高を示すフィールドを追加
  ・GuaranteedSimulationServiceおよびGuaranteedReservationService
   lifetimeBudgetに支払額を示すpriceを追加
  ・GuaranteedCampaignService
   予約型キャンペーンの予測結果に支払額を示すpriceを追加

 ■年齢ターゲティングの年齢区分の変更に対応
  成年年齢が18歳に変更されることに伴う年齢ターゲティングの年齢
  区分の一部変更に対応します。
  ※広告管理ツールでは先行して提供している機能です。詳しくは以下
   のリリースノートを参照してください。
  【ディスプレイ広告】年齢ターゲティング 年齢区分の一部変更について
  これにより、以下の変更を実施します。
  対象サービス
  ・AdGroupTargetService
  ・GuaranteedSimulationService
  ・GuaranteedInventoryService
  ・StatsService
  年齢ターゲティングにおいて以下の変更を実施
  ‐ENUM値「GT_RANGE_15_19」を「GT_RANGE_18_19」に変更
  ‐以前の年齢区分は先頭に「OLD_」を付けたENUM値に変更

 ■アトリビューションモデル比較レポートの追加
  アカウント配下で発生したコンバージョンについて、ユーザーとの接
  点となったキャンペーンや広告グループの貢献度を可視化するアトリ
  ビューションモデル比較レポートを追加します。
  ※広告管理ツールでは先行して提供している機能です。詳しくは以下
   のリリースノートを参照してください。
  アトリビューションモデル比較レポートの提供開始について
  これにより、以下の変更を実施します。
  対象サービス
  ReportDefinitionService
  ・reportTypeにアトリビューションモデル比較レポートを示す
   MODEL_COMPARISONを追加
  ・reportTypeConditionにmodelComparisonReportConditionを追加
  ・getReportFields時に指定するレポートタイプにMODEL_COMPARISON
   を追加

 ■パフォーマンスデータの表示期間の変更に対応
  広告管理ツールで選択できるパフォーマンスデータの表示期間が25カ月
  前まで拡張されたことに伴い、以下の変更を実施します。
  対象サービス
  ・ConversionTrackerService
  ・StatsService
  ‐statsPeriod でENUM値「REALTIME_LAST25MONTH(過去25カ月間、本日を含む)」
   を指定できるようになります。
  ‐statsPeriod でENUM値「DEFINITE_VALUE_LAST25MONTH(過去25カ月間)」
   は指定できなくなります。

 ■予約型の一部商品で新しいユーザーリストターゲティングに対応
  予約型の一部商品のオーディエンスリストターゲティングで、新しい
  ユーザーリストが利用できるようになります。
  これにより、以下の変更を実施します。
  対象サービス
  ・AdGroupTargetService
  ・GuaranteedInventoryService
  ・GuaranteedReservationService
  ・GuaranteedAdGroupService
  ・GuaranteedSimulationService(getPackageメソッドのみ)
  上記サービスのaudienceListTargetにオーディエンスリスト種別を
  示すaudienceListTypeを追加

 ■パフォーマンスレポートの集計期間を変更
  パフォーマンスレポートの集計期間に新しい期間を追加します。
  また、既存の期間の動作を変更します。
  対象サービス
  ・ReportDefinitionService
  ‐ReportDateRangeTypeに新しいENUM値
   「THIS_MONTH_EXCEPT_TODAY(本日を除く、当月)」を追加します。
  ‐v8から既存のENUM値「THIS_MONTH」は、「本日を除く、当月」から
   「本日を含む、当月」に変更します。
  ‐v7以前のバージョンでは「THIS_MONTH」は「本日を除く、当月」
   のまま変わりません。

 ■保守改善
 ・StatsServiceから現在使われていないフィールドを削除します。
 ・ReportDefinitionServiceのfilterOperatorに、NOT_INを追加します。
 ・AuditLogServiceJobStatusに、操作数が多く操作履歴が出力できない
  時に出るエラー OVER_COUNT_ERRORを追加します。

6. Java利用者向けのクライアントライブラリを追加:
 Java利用者向けに公開しているYahoo!広告 APIのリクエスト、レスポン
 ス用エンティティを含めたライブラリに、「APIクライアントの実装」と
 「Serviceレイヤの実装」を追加いたしました。これまで利用者側で実装
 する必要のあったトークンの管理やAPIリクエスト部分の実装が不要にな
 り、より効率的にYahoo!広告 APIを使ったサービス開発が可能となります。
 詳しくは以下を参照してください。
 https://github.com/yahoojp-marketing/ads-display-api-java-lib
 https://github.com/yahoojp-marketing/ads-search-api-java-lib
 実際にサンプルプログラムを利用した例は、以下を参照してください。
 https://github.com/yahoojp-marketing/ads-display-api-java-samples
 https://github.com/yahoojp-marketing/ads-search-api-java-samples

7. 補足:
 各機能に関する詳細は、リリース時に公開されるリリースノート、およ
 びリファレンスをご確認ください。

8. 旧バージョンの終了について:
 Yahoo!広告 API v6の提供を、以下の日程で終了します。
  サポート終了日:2022年6月8日(水)
  システム終了日: 2022年9月13日(火)

 また、「Yahoo!広告 API v7 システムリリース完了のお知らせ」
 (文書管理番号:APIJ-FY21-2312)でお伝えしたとおり、
 Yahoo!広告 API v5を、以下の日程で終了します。
  システム終了日:2022年6月8日(水)
  ※サポートは終了済みです。
                              以上