Yahoo!広告 API v6 システムリリースについて

文書管理番号:APIJ-FY21-2208

お客様各位

平素は弊社サービスに多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび弊社では、Yahoo!広告 APIの新バージョンをリリースします。
詳細を下記のとおりお知らせいたしますので、ご確認ください。

今後ともYahoo!広告をよろしくお願いいたします。

               記
1. 対象サービス:
 Yahoo!広告 検索広告 API
 Yahoo!広告 ディスプレイ広告 API

2. リリースのバージョン:
 V6

3. 実施日(予定):
 2021年9月13日(月)
 ※日程は変更になる場合があります。

4. 検索広告 APIの変更点:
 ■新しい自動入札タイプへの対応
  キャンペーンタイプで設定できる自動入札(標準入札設定)の名称と
  タイプを変更します。また、入札価格の上限および下限の設定を廃止
  します。
  ※広告管理ツールでは先行して提供される機能です。詳細は以下を参
   照してください。
  検索広告 新形式の自動入札タイプ提供開始について
  これにより、CampaignServiceで以下を変更します。
  ・biddingStrategyTypeにMAXIMIZE_CONVERSIONS_VALUEを追加
  ・biddingScheme.maximizeConversionsBiddingSchemeと
   biddingScheme.maximizeConversionsValueBiddingSchemeを追加
  ・bidCeilingおよびbidFloorを廃止

 ■レポートの出力項目の変更
  レポートの出力項目を変更します。v6での変更点が多岐にわたるため、
  詳細は以下のガイドを参照してください。
  ReportDefinitionService v6 移行ガイド
  なお、v6以降のバージョンではreportIncludeZeroImpressionsが廃止
  されます。インプレッションのない項目もまとめて出力されるため、
  データが大量となり、レポート取得時にエラーが発生する可能性があ
  ります。v6以降のバージョンでインプレッションのある項目のみをレ
  ポートに出力するには、フィルタ条件でimps等の項目を1以上に設定
  してください。

 ■自動運用ルールにより発生した操作履歴の取得
  自動運用ルール(広告管理ツールのみ操作可能)の利用で発生する操作
  履歴が、検索広告 APIの操作履歴より取得可能になります。
  AuditLogServiceで「ALL」を指定した場合に取得できます。v6を含む
  提供中のAPI全バージョンで対応します。

5. ディスプレイ広告 APIの変更点:
 ■広告配信の最適化に使用するコンバージョンをキャンペーン単位で
  選択できる機能に対応
  キャンペーン単位で最適化に使用するコンバージョン設定またはコン
  バージョングループの選択ができるようになります。機能の詳細は
  別途お知らせいたします。
  これにより、以下の変更を実施します。
  ・ConversionGroupServiceの新設
  ・ConversionTrackerService に以下のフィールドを追加
   -GETリクエストに旧タグを含む従来のコンバージョン情報を排
    除するフラグであるexcludePreviousConversion
   -レスポンスに旧タグを含む従来版のコンバージョン情報かどう
    かを示すフラグであるisPreviousConversion
  ・以下のサービスにconversionTrackerフィールドを追加
   -CampaignService
   -GuaranteedCampaignService
   -GuaranteedReservationService

 ■カスタムリストの連携データタイプの追加
  カスタムリストにおいて、連携できるデータタイプが追加されます。
  詳細は別途お知らせいたします。

 ■コンテンツキーワードターゲティングの統計情報の取得に対応
  コンテンツキーワードターゲティングの統計情報の取得に対応します。
  これにより、StatsServiceのstatsTypeに「コンテンツキーワード」
  を追加します。

 ■統計情報に平均CPM、平均vCPMを追加
  統計情報で平均CPMおよび平均vCPMを取得できるようになります。
  これによりStatsServiceにおいて「avgCpm」および「avgVcpm」の値
  を追加します。

 ■自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」「クリック数の最大化」の提供
  ※本機能は一部アカウントにのみ試験提供中の機能です。対象アカ
   ウントでない場合はご利用いただけません。
  設定した予算内でコンバージョン数またはクリック数が最大になる
  よう自動で入札価格を調整する入札戦略の設定ができるようになり
  ます。
  これにより、以下の変更を実施します。
  ・以下サービスのcampaignBiddingStrategyTypeにMAX_CV、MAX_CLICK、MAX_VIEW、MAX_VIMPSを追加
   -AdGroupService
   -CampaignService
  ・AccountAuthorityServiceのaccountAuthorityにMAX_CV、 MAX_CLICK、 MAX_VIEW、 MAX_VIMPSを追加

 ■自動運用ルールにより発生した操作履歴の取得
  自動運用ルール(広告管理ツールのみ操作可能)の利用で発生する
  操作履歴が、ディスプレイ広告 APIの操作履歴より取得可能です。
  AuditLogServiceで「ALL」を指定した場合に取得できます。
  ※この機能はすでに提供中です。v6を含む提供中のAPI全バージョン
   で利用できます。

 ■ディスプレイ広告(YDN)の提供終了に伴う対応
  ディスプレイ広告(YDN)に関するサービスにおいて以下の変更を実
  施します。
  ・CampaignMigrationServiceの削除
  ・CampaignServiceにおいて以下のフィールドを削除
   -adProductType
   -biddingStrategy
   -conversionOptimizer
   -frequencyCap
   -type
  ・AdGroupServiceにおいて以下のフィールドを削除
   -bid
   -conversionOptimizer
   -dynamicImageExtensions
   -smartDeviceCarriers
  ・AdGroupAdServiceにおいてbidフィールドを削除
  ・AdGroupTargetServiceにおいて以下を削除
   -targetTypeのINTEREST_CATEGORYとCARRIER_TARGET
   -フィールドのcarrierTargetとinterestCategoryTarget
  ・DictionaryServiceにおいてetInterestCategoryのアクションを削除
  ・RecommendationServiceの動作を以下のとおり変更
   -リクエストのtypesでMIGRATE_TO_YDAを指定できない
   -レスポンスのrecommendation.typeでMIGRATE_TO_YDAが返却されない
   -レスポンスのreccomendation.migrateToYdaでMIGRATE_TO_YDAが返却されない

 ■保守改善
  予算額や入札価格による、キャンペーンおよび広告グループの絞り
  込みに対応します。
  ・キャンペーン 予算額での絞り込み
  ・広告グループ 入札価格での絞り込み
  これにより以下のサービスを変更します。
   -CampaignService にbudgetAmountRange を追加
   -AdGroupServiceにbiddingValueCpcRange追加

6. 補足:
 各機能に関する詳細は、リリース時に公開されるリリースノート、
 およびリファレンスをご確認ください。

7. 旧バージョンの終了について:
 Yahoo!広告 API v4の提供を、以下の日程で終了します。
  サポート終了日:2021年10月20日(水)
  システム終了日:2022年2月24日(木)

 また、「Yahoo!広告 API v5 システムリリース完了のお知らせ」(文書管理番
 号:APIJ-FY21-2154)でお伝えしたとおり、Yahoo!広告 API v3を、以下の日程
 で終了します。
  システム終了日:2021年10月20日(水)
  ※サポートは終了済みです。

                              以上